あのー、ブラック企業の定義って教えてもらえますか？
ブラック企業には、離職率が何％超えたらとか、
残業時間が何時間以上とか明確な定義ってないんやで。
そうなんですね。。。。
どうやって見極めたらいいですかね。
まあでも一般的には
長時間労働・残業代や賃金の未払い
ハラスメントの横行・コンプライアンス意識が乏しいというとこかな
ブラック企業チェックリスト
ブラック企業という言葉が一般的に使われていますが、
ブラック企業の正式な定義というものは実はありません。
厚生労働省においても、下記のようなことを謳ってありますが、
具体性には乏しい内容ですね。
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
特に、新卒で１社めの会社だと今の会社が標準になり、
自身がブラック企業で働いてる実感も無い方も多いでしょう。
個人的には、そこで気持ちよく働いてる人もいるので、
一概にブラック企業と括るのは良くないとは思いつつ、
一つの目安として下記のものがどれくらい当てはまるチェックしてみてください。
労働時間
- 始業時間より１時間前～３０分前に皆が普通に来てる
- お昼休憩が45分未満など、ゆっくり取れる空気ではない
- 定時帰りすることが珍しい目でみられる
- 月80時間を超える残業がある
- 22時を超えるような残業をすることがある
- 休日出勤した際、代休がとれない
長時間労働は、ブラック企業の代表格ですね。
労働基準法では1日8時間、1週間で40時間としっかりと法廷内労働時間を提示し、
それを超える場合には残業代を支払うようにと定めています。
まだまだ中小企業を中心としてサービス残業なども横行しておりますが、
本来決して許されることではありません。
また月80時間を超える残業時間を、過労死の可能性が生じる「過労死ライン」と定められているので、
繁忙期などで年に1回程度ならまだしも、日常的になっている方は、
自身で気づいていないかもしれませんが、肉体的にも精神的にも負荷が掛かっていることを
認識すべきです。
朝の始業時間よりだいぶ早くから仕事している人って、
まだまだ多いんとちゃうかな？
給料・福利厚生
- みなし残業時間を超えた残業代が支払われない
- そもそも残業してても残業代が出ない
- タイムカードを押した後に残業をする
- 有給休暇の取得申請するのにかなりエネルギーがいる
- 有給休暇を取得できない
- ボーナスに明確な制度がなく、社長のノリで支払われる
- ミスしたことに対して給料天引きがある
- 給料の未払い・遅延
有給は与えられた権利です。
たまに「私の会社有給ってないんだよね。」って方がいますが、
それは完全に違反です。
また有給休暇の際は、理由も述べる必要がないので、
「〇月〇日、有給を取得いたしますね。」で十分なのです。
たかが有給休暇を取得するのに、強いエネルギーが必要な社風では、
この先も様々な苦労が想定できますので、
長い人生なので、転職も検討してもよいのではないでしょうか？
給料の未払いは、即転職することと、労働基準監督署に相談ることを
おススメするでー
パワハラ・モラハラ
- 怒声や罵声が日常的に飛び交っている
- クライアントやお客様の悪口が日常的に飛び交っている
- ミスした時やノルマに達しない時に、みんなの前で吊るしあげられる
- 休日にも上司から連絡が入ることがある
- 上司へのお茶出しがある
パワハラやモラハラは立場の高い方たちが作り出して社風・文化です。
もちろん1名だけモンスター上司がいるということもあると思いますが、
だいたいは会社全体がパワハラ・モラハラ体質であることが多いです。
ゆえに簡単に改善されることは難しいでしょう。
あなた自身が被害者じゃなくても
そんな環境に長く身を置くとこは、あなたの精神にも良い影響を
与えることはないと思うで。
セクハラ・マタハラ
- 顔や体型などの見た目についての発言がある
- 下ネタが横行している
- 飲み会でお酒を注ぐことは女性の仕事である
- 産休・育休をとることを告げると退職を勧められた
- 女性が妊娠すると退職する文化がある
- 産休明けに居場所が無くなり雑務ばかりを命じられる
中小企業では、未だに育休・産休を取れる空気にない会社が
まだまだたくさんあります。
先進国の中でも、日本は女性の権利確立にかなり遅れをとっています。
妊娠を機に、キャリアを捨てる女性はできるだけ、
無くしていきたいな。
ブラック企業とわかりながらも、ズルズルとタイミング伸ばし続けている人も多いのはないでしょうか？
精神と肉体が壊れる前に、良い会社への転職に動き出しましょう！！
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